検索結果
空の検索で17件の結果が見つかりました。
- にんじん1本が教えてくれた、子どもが「育つ瞬間」
冬野菜の収穫体験でのことです。 ある男の子が、畑でにんじんを抜こうとしていました。 ところが… そのにんじんは土にしっかり根を張っていて、なかなか抜けません。 体を傾けて、ぐっと力を込めて引っ張っても、びくともしない。 周りの大人たちは、声をかけながら、そっと見守っていました。 しばらくして、お母さんが「手伝おうか?」と手を伸ばしかけた、そのとき。 男の子は、はっきりとこう言ったんです。 「やめて!」 その声には、「自分でやりたい」という強い気持ちがあふれていました。 5分間、にんじんと向き合って それから約5分。 何度も挑戦して、姿勢を変えて、踏ん張りながら。 男の子は、にんじんと真剣に向き合い続けました。 途中で諦めることなく、最後まで自分の力でやり遂げようとしていました。 そして―― ついに、にんじんが「スポッ!」と抜けた瞬間。 「抜けたー!」 周りから自然と歓声が上がりました。 男の子は、 抜いたばかりのにんじんについた土を、丁寧に落としはじめました。 農家さんが言っていた「土は畑の財産」という言葉を、ちゃんと覚えていた んです。 そして次の瞬間には、彼はもう次のにんじんに挑んでいました。 この体験の中で育っていた、目には見えない力 この出来事には、子どもの非認知能力が育つ要素がたくさん詰まっていました。 なかなかうまくいかなくても、あきらめずに向き合い続けたこと 大人に頼らず、「自分でやる」ってはっきり伝えられたこと うまくいった経験が、すぐ次の挑戦への意欲につながったこと どれも、テストの点数では測れないけれど、 これから先の人生を支えていく、大切な力です。 子どもが育つのは、「できた!」の瞬間だけじゃない 非認知能力って、実は、 成功した瞬間だけじゃなくて、うまくいかない時間や、 葛藤しながら向き合っているプロセスの中でこそ、育っていくものなんです。 大人がすぐに手を出すんじゃなくて、 「見守る」「信じて待つ」時間を持つこと。 それが、子どもの中に 「自分にはできる力がある」っていう感覚を残していきます。 (この“信じて待つ”というのが、口で言うのは簡単でも、実践するのが難しいんです) FamilyTripが大切にしていること FamilyTripの体験は、 ただ「楽しかった」で終わるイベントではありません。 自然や人との関わりの中で、 子ども自身が考えて、感じて、挑戦する時間を大切に しています。 にんじん1本を抜く、そんな小さな体験の中にも、 子どもの成長の芽は、確かに息づいていました。 こうした小さな積み重ねが、 子どもたちの「生きる力」へとつながっていく。 私たちは、そう信じています。 次回、このご家族のお父さまから届いた『体験記』をご紹介させていただきます。
- 明治ごんぼう農家訪問
岡山県井原市芳井町の明治地区( 芳井町の北東部に位置する標高400mの高原地帯)にある農家さんを訪問してきました。 明治ごんぼう農家の藤原さん宅に集合! この明治地区では「明治ごんぼう」という江戸時代から続く伝統野菜が育てられています。 「現地を見てみたい」とお願いしたら、8名の農家さんが集まってくださってビックリ! 着いたらすぐに「暑いじゃろう」と言って冷たいアイスコーヒーを出してくださり、優しさにほっこり。 アイスコーヒーを飲み終え、早速畑へ! これ?これがゴボウ??? そう、この青々とした葉っぱの野菜がゴボウなんです! ゴボウってこんな葉っぱなんだぁ!と感激! この明治ごんぼうの特徴はこの赤土と栽培方法! 粘土質で栄養分をたくさん蓄えれるこの赤土のもと、じっくりと時間をかけて育てられる「明治ごんぼう」は木の枝のように太く、香り高くて柔らかいのが特長で、根強いファンがたくさんいらっしゃいます。 また、連作に弱い野菜で、同じ畑で続けて栽培は出来ません。 土壌消毒という連作を可能にする消毒液もありますが、明治ごんぼうでは周辺の環境や食べてもらう方の健康に配慮して、消毒を使用しないそうです。 その他にも、どのように育て、どんな苦労があるのか詳しく教えてもらいながら畑を見て回りました。 その大変さ、農家さんの想いを聞くと どんどん食べてみたくなってきました 。 畑を見ながら、農家さん同士が野菜の世話のコツの情報交換が活発にされていました。 こうやって美味しい野菜を作る努力がされているんだなぁと感動。 一通り藤原さんの畑を見て回ったら、今度は奥さんがアイスを持ってきてくれました。 ほんと親戚のおじいちゃんおばあちゃんちに来たみたいで嬉しい! 「飲まれぇ!」「食べられぇ!」と方言にも癒されます。 (農家さん同士が話している会話は、方言と専門用語が混じり合い、ほとんど聞き取れませんでした…笑) この後、もう一軒別の農家さんの畑を拝見しに行くと… なんと、特別に少し掘らせていただくことに!! かっこいい重機も動かしてくださりました。 いやぁ~重機かっこいい!テンション上がる!!! 折れないように慎重に… 抜けたぁ~~~~~! すごく立派なゴボウに見えますが、明治ごんぼうとしてはまだまだこれから! 11月下旬ころから旬を迎え、これからもっともっと香り高く柔らかい美味しいゴボウになっていくそうです。 何本かいただいて帰ったゴボウは牛肉と炒め煮に。 大好評であっという間になくなっちゃいました! また一つ大好きなものと出会えて、さらに岡山を好きになりました。 11月~1月に向けて体験内容を企画していきますので、お楽しみに!
- 初の漁師体験
大阪のファミリーをモニターに招き、Family Trip初の漁師体験モニターを開催しました。 なんとこの日に限って嵐予報… 一週間前から漁師さんとドキドキハラハラ… 3日前の時点で99%出航が難しいという話になり、急遽!漁師さんと相談し「雨天プログラム」を企画しました。 漁師体験の体験先「邦美丸」さんの詳細は コチラ 雨の中、邦美丸さんの漁船へ。 怖がるかな?と思いきや、子どもたちはスイスイ渡っていきます。 船の構造やどんな漁をするのかお話を聞いたり、瀬戸内海のリアルな現状のお話を聞きました。 「瀬戸内海に沈むゴミのほとんどが日本人の出したゴミなんだよ。川を渡って全部海に流れ出ている。」と漁師の邦彦さん。 子どもたちは「ふーん。」という感じでしたが、こういう話は一回ではなかなか伝わりきらない。 伝え続けないといけないと感じます。 船の生け簀には前日に漁師さんが獲ってくれていた真鯛たちが! 新鮮な真鯛に興奮気味の子どもたち。 つかみ取りにチャレンジ! 何度も挑戦して掴めたときのこの笑顔!! こんな笑顔が見られるから「体験」ってたまりません!! その後は、漁師さんが目の前で魚を絞める瞬間を見学。 命をいただく瞬間をみんなで見ました。 その瞬間は少し生で見るとビックリしてしまう子も居ますが、普段何気なく食べている魚もこうして命をいただいているのだということを実感するとても良い経験です。 みんなで掴んで記念写真。 この後、移動してお魚捌き体験で、漁師さんから教えてもらいながら子どもたちとお父さんお母さんで協力してお魚を捌きました。 慣れない手つきながらも一生懸命捌きます。 お魚を捌くって難しいね。 「失敗しても良いよ!細かく切れちゃったところは味見しちゃおう!」と漁師の美保さん。 邦美丸の漁師のご夫婦の邦彦さん、美保さんもお子さんがいるご夫婦なので、子どもの扱いにとても慣れていて、安心感があります。 ご飯の前には美保さんから 「命をいただく」お話 。 「いただきます」を言う意味をお話してくださりました。 目の前でお魚の命を奪う瞬間を見て、自分たちで捌き、その命への感謝を込めて「いただきます」と言う。 「食べる前にはいただきますと言いましょう」と言葉だけで学ぶのとは全く違います。 実際に、私の息子はこの 「命をいただく」体験をしてから、 漏れなく「いただきます!」と言うように なりました。 どれだけ私が言っても「忘れてた!」と言うことなんてしょっちゅうだったのに。 『教えられる』ことと『感じる』ことはこんなにも響く強さが違うのか!と感激! そして、こんな経験を子どもの頃にしておくことは、今後の人生の豊かさに影響するのではないかなと思います。 どれも美味しかったけど、自分が捌いたお刺身が一番美味しかったそうです(全員) 漁師体験は4~9月に開催予定です。 2024年度の受付は終了しました。 また来年の開催をお楽しみに! ※漁師体験は当日や前日の海の状況によって、漁獲量や獲れる魚も異なります。 レポート内容と全く同じ内容で提供できる訳ではないことをご理解ください。
- お客さまから届いた体験記
『冬野菜収穫体験付きプラン』にご参加いただいたご家族のお父さまより、素敵な体験記が届いたので、原文そのままにご紹介させていただきます! (嬉しすぎるできごとに、思わず涙しました。ありがとうございます...!!) ーーーーーーー Family Trip 冬野菜収穫体験付き宿泊プラン体験記 Family Tripの冬野菜収穫体験付き宿泊プランに参加しました。 我が家は普段からキャンプや自転車、釣りや海遊びなどアウトドアに親しんでおり、「いつか農業体験もさせたいね」と考えていました。 ただ、収穫の機会は意外と少なく、この企画を知ってすぐ申し込みました。 美星コメットファームへ 夫婦と子ども2人で四国から参加。当日は快晴。 高速を降りて美星町へ向かうと、のどかな野山や畑が広がってきます。 朝10時、美星コメットファームでスタッフの皆さんが手を振って迎えてくれました。 いつも通り子どもたちは最初少しシャイで、「たいくつー」とつぶやきながら車に戻ろうとする場面も。 自己紹介をして長靴を借り、今日のコンセプト『 FamilyTripでは、体験を通して子どもたちの"生きる力(非認知能力)"を育むことをテーマにプログラムを企画していること。農家さんの想いに触れながら、収穫から調理、食べるまでを自分たちの手で行うことで、食への感謝が生まれる。体験の中で見られたお子さんの成長の瞬間を、ぜひ言葉にして伝えてあげてください。 』というお話を聞いてスタートです。 竹はんごう作りから始まる“本気の食育体験” まずは太い青竹を割って、竹はんごう作り。 子どもが竹を押さえ、親がドライバーと金槌で繊維に沿って割っていきます。パカッと割れた内側はツルツルでとても綺麗でした。 続いてお米の仕込み。 この土地で育てられた無農薬・無肥料のお米を、子どもが器ですくって竹の中へそっと入れていきます。「たくさん食べそうだね」とさらに追加。 水を加えて浸水させたら、近くの畑へ歩いて出発です。 大根・人参・さつまいも…“抜く”たびに増える自信 畑では、葉の下に隠れた大根の中から太いものを探しまわります。 お姉ちゃんが挑戦し、弟も続く。どこを持てばいいか、どれくらい力を入れるのか、試行錯誤しながら抜けた瞬間の笑顔が本当に印象的でした。 1本だけでは物足りず、「この大根どう?」「こっちが太そう」と大人たちと相談しながら、2本目を捜索。 もはや親がいなくても大丈夫そうで、1本目よりも上手に引っこ抜いて満足そうな表情に。 次は人参。 細いのに意外と抜けず、周りの土をそっと掘り崩し、親子で力を合わせて収穫。 掘り出した瞬間にふわっと漂う香りが心地よく、ちいさなおまけ人参までついてきて子どもたちは大喜びでした。 さつまいも畑では、掘り起こした土の中から宝探しのように芋を発見。 持ち上げると大小の芋がいくつも連なっていて、「1個、2個……6個!(たぶん)」と嬉しそうに数えていました。 家に持ち帰って1週間ほど置くと、さらに美味しくなるそうです。 火おこし・竹はんごう炊飯・野菜スティックづくり 収穫した野菜を持って戻り、火おこしと炊飯へ。 薪は広葉樹なのか太くて火がつきづらく、斧とハンマーでバトニング。子どもは焚き付け用の枝拾いを担当してくれました。 ブロックで作られた即席のカマドに火がつき、竹はんごうをセット。沸騰してくると竹からシューシューと音がして、子どもたちは「お腹すいたー」とソワソワ。 炊きあがりを待ちながら、大根・人参・カブで野菜スティックづくり。 包丁を使うのは心配でしたが、最初だけ手伝うとそのあとは自由な発想で上手に切っていました。味噌×マヨネーズのディップがとてもよく合います。 最高の“ごちそう” 炊きたてのご飯、豚汁、卵焼き、そして採れたて野菜。豪華さではないけれど、 「自分たちで作り、収穫し、調理して食べる」 という一連の体験こそが最高のごちそう。 子どもたちは勢いよく食べ、おかわりまで。 山盛りの野菜も完食し、焼き芋もぺろり。食後は猫と遊んだり、細い竹で戦いごっこをしたり。帰りには収穫した大根・人参・さつまいもをたくさんお土産にいただきました。 美星のまちも魅力いっぱい ファームを後にして、星の郷観光センターへ。 徳山牧場のジェラートを楽しみ、星空保護区のパネル展示を見て、美星町が日本に4つしかない「ダークスカイ・コミュニティ」認定地であることを知りました。 光(ひかり)害が少ないことで星空が守られ、野菜がおいしく育つとのこと。 宿泊:ねこのひたいの宿 山王ちぐら 今回は「山王ちぐら」に宿泊。ジビエが食べられる宿で、子どもが食べられるか不安もありましたが、猪肉の糀すき焼きも鹿肉のカツも大好評で、子どもたちがぺろり。 麹を使った発酵料理や栗ご飯など、朝食もとても美味しかったです。 星空観望:美星天文台へ 夜は美星天文台へ。道中は保護区ならではの暗さに驚きつつ、観望デッキで満天の星に感動。大望遠鏡で土星、木星、月、大星団などを次々に見せてもらい、子どもたちは「おーー!」と歓声を上げ続けていました。 翌朝のフィールドワーク 翌朝は宿主さんに案内してもらい、けもの道を散策。足跡や掘り返した跡から動物の気配を感じ、澄んだ空気の中を歩く時間がとても心地よかったです。 その後、四国へ戻る途中は生口島でサイクリング。旅の締めくくりとなりました。 帰宅後のお楽しみ 帰ってからも、お楽しみは続きました。新聞紙に包まれた土付きの野菜たちは、家の中に広げるだけでちょっとした収穫祭のよう。人参は甘い香りがふわっと漂い、大根は切った瞬間にみずみずしさがあふれます。 さっそく豚汁を作ると、完食でした。「明日は手羽元と一緒に煮物にしよう」と話しながら、収穫した野菜をどう使うか家族で相談する時間もまた楽しいものでした。 終わりに:まさにホームページに書かれていた通り HPに書かれていた 「農家さんと話しながら、野菜を育てる大変さや面白さを知ることで、食への感謝が育まれる」「初めての挑戦や“できた!”の積み重ねが、子どもの自信につながる」 まさにその通りの体験でした。 季節が変わったら、また参加したいと思います。 知名度がもっと広まり、多くの家族がこの素晴らしい体験を味わえますように。
- 旅育ってなに?~子どもの“生きる力”を育む新しい家族旅行のカタチ~
前回の記事では、旅育が注目されている背景についてお伝えしました。 今回は、そもそも 「旅育とはどんなものか?」 を、子育て世代の目線でわかりやすく整理してみます。 旅育とは、旅行を「遊び」や「観光」だけで終わらせず、子どもの“生きる力”を育む教育の場としてとらえる新しい家族旅行のスタイルです。 ここからは、旅育の定義と、実際にどんな体験がそれに当たるのかを紹介していきます。 旅育の定義 旅育は、旅行を通じて 非認知能力(やり抜く力・共感性・挑戦心など) を育むことを目的としています。 世界的にも「テストの点数だけでは子どもの力を測れない」という考え方が広がっています。経済協力開発機構(OECD)の教育プロジェクト「Education 2030」でも、未来の学びには協力する力や挑戦する力、自己調整力などの“社会情緒的スキル”が不可欠であると示されています。つまり、旅育で体験できる学びこそが、これからの社会に必要とされる力なのです。 旅育の具体的なイメージ 1.自然体験 川遊び、登山、キャンプなど自然に触れる体験は、子どもの五感を刺激します。日本財団の調査(2020年)によると、 「自然体験が豊富な子どもほど、自己肯定感や社会性が高い傾向がある」 (日本財団「子どもの体験格差リポート」より) 自然の中での挑戦は「やってみよう!」という前向きな気持ちを育てます。 2.文化体験 地元の人との交流や伝統行事への参加は、子どもの視野を広げます。文部科学省も、 「地域の人や文化との関わりは、子どもの協調性や多様性理解を深める」 (文部科学省「幼児教育の基本的な考え方」より) 旅先での文化的なふれあいは、共感性や協調性を養う絶好の機会です。 3.農業・食育体験 野菜の収穫や料理体験は、「食べること」の意味を学ぶきっかけになります。ベネッセ教育総合研究所の調査(2022年)でも、 「収穫や調理などの実体験を通じた学びは、子どもの意欲や自己肯定感を高める」 (ベネッセ教育総合研究所「第6回 幼児の生活アンケート」より) 「自分で収穫したから食べてみたい!」という経験は、挑戦心や達成感につながります。 親子で取り組むからこそ意味がある 旅育の最大のポイントは、子どもだけでなく 親子で一緒に体験する こと。 親がそばで挑戦を見守ることで、子どもは安心感を得られる 「できたね!」という声かけが、自己肯定感を育む 親子で困難を乗り越えることで、絆が深まる 教育心理学者バンデューラ(Bandura, 1997)も、親子の共同行動は子どもの自己効力感を高めると指摘しており、旅育は家庭単位での学びの機会になります。 まとめ 旅育とは、旅行を通じて子どもの 非認知能力=“生きる力” を育む新しい教育スタイルです。 自然体験 → 五感と挑戦心を育む 文化体験 → 共感性と多様性理解を広げる 農業・食育体験 → 挑戦心と自己肯定感を高める そして、親子で一緒に体験するからこそ、その学びはより深まり、思い出と成長の両方を残すことができます。 旅育は「遊び」と「学び」を同時にかなえる家族旅行の新しい形。 次回は、旅育で実際にどんな非認知能力が育まれるのか、 5つの力(主体性・共感性・挑戦心・創造力・やり抜く力) を具体的に解説していきます。
- 旅育で伸びる5つの非認知能力:主体性・共感性・挑戦心・創造力・やり抜く力
「旅育で非認知能力が伸びる」と言われても、実際にどんな力が育まれるのかイメージしにくい方もおられるかもしれません。 そこで今回は、旅育を通じて特に伸びやすい“5つの非認知能力”を具体的にご紹介します。家族旅行が「ただ楽しい思い出」で終わらず、子どもの成長につながるヒントを探してみましょう。 1. 主体性 ― 自分で考え、決める力 旅先では「どこへ行く?」「何を食べる?」など選択の機会がたくさんあります。子どもが自分で考えて行動することで、“自分で決められる”主体性 が育ちます。 例: 旅行中の食事を子どもに選んでもらう 探検ルートや遊び方を自分で決めさせる こうした経験は「自分の意見を持つ」習慣につながります。 2. 共感性 ― 人と気持ちを分かち合う力 旅育では、地元の人や一緒に旅する仲間との交流があります。自分とは違う価値観や文化に触れることで、相手の気持ちを想像し、思いやる力 が育まれます。 例: 農家さんの苦労話を聞いて、野菜を大事に食べるようになる 他の子の頑張りに「すごいね!」と声をかける 人と関わる時間が多い旅だからこそ、自然に共感性が磨かれます。 3. 挑戦心 ― 初めてを楽しむ勇気 旅は「初めての連続」です。見たことのない風景、食べたことのない料理、やったことのない体験…。こうした非日常の体験が、「やってみよう!」という挑戦心 を引き出します。 例: 初めての川遊びや農作業に挑戦する 苦手な食べ物にトライする 挑戦を重ねることで「できた!」という達成感が自信につながります。 4. 創造力 ― 新しい発想を生み出す力 旅先の自然や文化に触れると、子どもは「なんで?」「どうして?」と好奇心を膨らませます。この「問いかけ」が、新しい発想やアイデアを生み出す創造力 の源になります。 例: 石や木の枝を使ってオリジナル遊びを考える 旅先の食材で“マイレシピ”を作ってみる 自由な発想が歓迎される旅は、創造力を伸ばす最適な環境です。 5. やり抜く力 ― あきらめずに続ける力 旅の中では、思い通りにいかないこともあります。重い荷物を運ぶ、長い道を歩く、うまくできない体験…。そんな中で努力を続けることが、最後までやり抜く力(GRIT) を育てます。 例: 田植えで最初はうまく植えられなかったけど、最後までやり遂げた 山道を「疲れた」と言いながらもゴールまで歩いた 達成の瞬間に得られる「やった!」という感覚は、一生の財産になります。 まとめ 旅育は「遊びながら学ぶ」中で、子どもに必要な 5つの非認知能力 を自然に育ててくれます。 主体性 共感性 挑戦心 創造力 やり抜く力 これらはすべて、学校のテストでは測れないけれど、子どもが社会を生き抜くために欠かせない力です。 子どもの成長を支えるうえで欠かせないのが 自己肯定感。 次回は「学力だけじゃない!旅育が子どもの自己肯定感を高める理由」をテーマに、親御さんが一番気になるポイントを深掘りしていきます。
- \その挑戦、止めないで!/
子どもの「やってみたい!」を信じて見守る勇気 子育ての中で、「危ないかも」「ケガしたらどうしよう」つい先回りして止めてしまうこと、ありませんか? でも、もしかしたらその“優しさ”が、子どもの「やってみたい!」という気持ちにブレーキをかけてしまっているかもしれません。 私自身のエピソード 私も息子が小さい頃は過保護気味で、「危ないから…」「失敗しちゃうから…」と、ついつい私が先回りしてやってしまうことがよくありました。 例えば――竹をナイフで加工するとき。以前なら「危ないからやめておこう」とか、「一緒にやろう」とブレーキをかけていたと思います。 でも、その日は勇気を出して「本人に任せてみる」ことに。 すると息子は、どんどん工夫を始めました。「次はもっとこうする!」「こんな風にしてみたい!」と、試行錯誤しながらより良いものを作ろうと意欲がグングン! しかも「ナイフでカットして弓を作ったんよ!」と、とても誇らしそうにいろんな人に自慢。他の子に「こうしたら危なくないよ」と教える場面もありました。 信じてもらえたことが、本人にとって大きな自信になったようです。 そして私自身も気づきました。「信じて任せても、思っていたようなケガは起きないし、むしろ親も気持ちが楽になるんだ!」と。 見守る勇気が、子どもと親を育てる もちろん、初めに「やってはいけないこと・危険なこと」を伝えるのは大切。でも、その後は見守る! すると――・意外と大きなケガは起きない・失敗しても、それが学びになる・子どもの「できた!」が、自信と意欲につながる そんな良い循環が生まれるのです。 小さな挑戦が大きな成長につながる 「できた!」という体験は、子どもにとって大きな自信になります。その自信は次の「もっとやってみたい!」という意欲へ。 そして小さな挑戦の積み重ねが、大きな成長の芽を育てていきます🌱 親子でワクワクを共有しながら、子どもの伸びる力を信じて見守ってみませんか?✨
- 体験と学びが繋がる瞬間
息子が最近、食事の時にこんなことを言うようになりました。 「農家さんががんばって作ってくれた野菜なんじゃけぇ、頑張って食べる!」 「お魚の命いただいとんやけぇ、全部食べる!」 この言葉を聞いた時、「息子の中で何かが繋がったんだな」と感じました。 実は、8〜9歳は子どもの成長における大きな転換期。発達心理学では「9歳の壁」と呼ばれています。 この時期、子どもは物事を客観的に捉えられるようになり、目に見えないプロセスや他者の努力を想像できるようになります。食べ物がどうやって作られるのか、誰がどんな思いで育てているのか——そうしたことを理解できるようになるのがこの時期の特徴です。 「9歳の壁」って何? 9歳前後は、子どもの認知発達における重要な転換期で、「9歳の壁」と呼ばれています。 この時期、子どもは物事を客観的に捉えられるようになり、対象との間に距離をおいた分析ができるようになります。 例えば、食べ物が食卓に並ぶまでのプロセスを想像したり、他者の努力や気持ちを理解したりできるようになるのがこの時期の特徴です。抽象的な思考ができるようになることで、体験と知識が結びつき、より深い理解が生まれます。 息子の中で「点と点」が「線」になった瞬間 息子(現在小3・8歳10ヶ月)は、FamilyTripの取り組みを通じて、農業体験をたくさんしてきました。 特に最近では、田植え→稲刈りという一年を通じた経験を積むことができました。 泥だらけになって植えた苗が、数ヶ月後には黄金色の稲穂になる。その過程を自分の目で見て、手で触れて、体で感じてきました。 そして小学3年生では、学校でも農業について学びます。 自分の体験と教科書の知識が重なった時、息子の中で「理解」が「実感」に変わったのだと思います。 点と点だった理解が、線になり、自分の生活と結びついた証拠なのかな?と感じています。 これは年齢による成長? それとも体験の効果? 「この変化は年齢による成長なの?それとも体験活動の効果なの?」 そう疑問に思う方もいるかもしれません。 答えは、「両方が重なり合って生まれた成長」と考えています。 息子の成長を支えた3つの要素 1. 年齢による認知発達(土台) 8歳10ヶ月という年齢で、因果関係や他者の努力を理解できる認知能力が育っている 2. 継続的な体験活動(経験) 田植え→稲刈りという一年を通じた農業体験により 点と点だった知識が線でつながった 食べ物が自分の手元に来るまでのプロセスを実感 農家の方の労力を体感的に理解 3. 学校教育との相乗効果(学び) 小学3年生の社会科で農業を学習することで 体験と知識が結びついた 抽象的な学習内容が、自分の体験で裏付けられた 年齢による発達が土台となり、継続的な体験が経験となり、学校での学びが知識となって、三つが結びついた時、子どもの中で深い理解が生まれるのです。 体験活動の効果は1〜2ヶ月続く——だからこそ「継続」が大切 研究によると、体験活動の効果は活動後1〜2ヶ月程度続くと言われています。 だからこそ、春・夏・秋・冬と季節ごとに体験の機会をつくることで、一年を通して良い影響が途切れることなく続いていきます。 継続的に体験を重ねることが、子どもの心と体の成長を支えるのです。 ≫体験活動の効果については、また別のブログで触れようと思います。 すべてが特別な体験である必要はない もちろん、田植えや稲刈りは特別な体験です。 FamilyTripのような活動も、子どもにとって大きな学びになります。 でも、すべてがこんな大がかりな活動である必要はありません。 近所の畑を見ながら「これは何ができるかな?」と話す スーパーで野菜を選びながら「誰が作ってくれたんだろうね」と想像する 一緒に料理をしながら食材の変化を観察する 家族で散歩しながら、季節の変化を感じる 日常の中にある小さな「気づき」の積み重ねが、やがて大きな「理解」へと育っていきます。 ▼国立青少年教育振興機構「子どもの成長を支える20の体験」 https://www.mext.go.jp/content/20220930-mxt_chisui02-000025230-8.pdf まとめ 大切なのは、 ・継続すること🙌 ・子どもの発達段階に合わせた体験を提供すること👦✨👧 ・無理のない範囲で、季節を感じられる体験を暮らしの中に取り入れること🌸🌻⛄ そんな体験の積み重ねが、子どもの心を豊かに育てていくのだと実感しています 🌱
- 親や先生以外の大人と関わることの大切さ
子どもにとって、親や先生の存在はとても大きなものです。 でも、親や先生以外の大人と関わる経験もまた、子どもの成長に欠かせない学びになります。 家族でも先生でもない存在 思い出してみてください。子どもの頃、親でも先生でもない大人がやさしく声をかけてくれたことはありませんか? ・近所のおじさんが自転車の乗り方を教えてくれた・習い事の先生が「頑張ったね」と目を見て褒めてくれた・旅行先で出会った農家さんが、収穫の仕方を丁寧に教えてくれた そんな小さな体験が、子どもの心に「信頼できる大人は親や先生以外にもたくさんいるんだ」という安心感を育てます。 多様な大人と関わるメリット 親や先生以外の大人と関わることで 考え方を広げる :親や先生とは違う視点や価値観に触れることができる コミュニケーション力が育つ :世代や立場が違う人とやりとりする経験が、自信につながる 相談相手が増える :困ったとき、親以外にも頼れる存在がいることは心強い こうした体験は、将来「社会の中でどう人と関わるか」を学ぶ基盤になります。 体験を通じて生まれる特別なつながり 特に印象深いのは、何かを一緒に「体験」することで生まれるつながりです。 農家さんと一緒に汗を流して野菜を収穫したとき、職人さんから直接技術を教わったとき、地域のおじいちゃんおばあちゃんと昔の話を聞いたとき──。 そこには「教える・教わる」を超えた、人と人としての温かい交流があります。子どもたちはその瞬間、「大人っていろんな人がいるんだ」「みんなやさしいんだ」と肌で感じるのです。 「大人に頼っていい」という安心感 子どもが大きくなると、親に言いにくいことも増えていきます。 でも、いろんな大人と関わる中で「世の中には信頼できる大人がたくさんいる」ことを知った子どもは、困ったときに「誰かに相談してみよう」「大人に頼ってもいいんだ」と思えるようになります。 それは特定の誰かに依存するのではなく、「大人は基本的に子どもの味方だ」という安心感を心に持つということ。 その気持ちが、子どもの挑戦する勇気や、困難に立ち向かう心の余裕につながっていくのです。 まとめ いろんな大人と出会い、関わることは、子どもたちの 人間関係を築く力 を育ててくれます。 それは、ただ楽しい時間を過ごすだけではなく、将来「人を信じ、頼れる力」につながる大切な経験。 親としてできることは、そうした出会いの場を少しずつ増やしてあげること。子どもたちが多様な大人と関わる中で、自分らしい生き方を見つけていけるよう、そっと後押ししてあげたいですね😌🍀
- 「また会おうな!」曖昧な約束が育む心とは
田植えの体験が終わるころ、 子どもたちが自然とこんな言葉を交わしていました。 「また次の体験で会おうな!」 連絡先を交換するわけでもなく、 次に会う約束があるわけでもない。 それでも、その言葉には子どもたちの『また会いたい!』という強い想いが見えました。 デジタル時代の"つながり"と、体験の場で生まれる関係 今の子どもたちは、 SNSやオンラインゲームを通じて、 「いつでも・誰とでも」つながれる 環境の中で育っています。 一方で、 次に会えるかどうかわからない 連絡する手段もない でも、同じ時間を一緒に過ごした そんな関係を経験する機会は、実はとても少なくなっています。 FamilyTripの体験では、 その"あいまいなつながり"が自然に生まれます。 再会が生む、特別な瞬間 田植えで出会った子どもたちが、 数か月後の稲刈り体験で再会しました。 「あっ! あのときの!」 少しお互いに照れ臭そうにしながらも、顔がぱっとほころびます。 事前に約束していたわけでもなく、 「絶対また会える」と保証されていたわけでもない。 だからこそ、 再会できた瞬間の喜びは、ひときわ大きなものでした 。 そして帰り際、また同じ言葉が交わされます。 「また次の体験で会おうな!」 この体験の中で育っている、目には見えない力 この出会いと別れの繰り返しの中には、 さまざまな非認知能力が育つ要素があります。 予期しない出会いを楽しむ柔軟さ=柔軟性 「また会えるかも」という希望を持ち続ける心 別れを前向きに受け止める心=楽観性 再会を喜び合う=共感性 こうした力は、 「いつでもつながれる」関係では、なかなか育ちにくいものです。 あいまいな約束がくれる"余白" 「また会おうね」と言いながら、 本当に会えるかどうかはわからない。 その"余白"があるからこそ、 子どもたちは相手のことを覚えて、思い出して、期待します。 そして、もし再会できたとき―― その喜びは、約束してする再会とは違った、 特別な再会の瞬間に なります。 FamilyTripが大切にしている、出会いのかたち FamilyTripは、 人と人とを「管理されたつながり」で結びません。 同じ季節、同じ土地、同じ体験を共有した人同士が、 偶然また出会えるかもしれない。 そんな、今の時代では少し貴重になった関係性を、 あえて大切にしています。 効率よくつながる時代だからこそ、 非効率で、偶然で、温もりのある出会いを。 その一つひとつが、 子どもたちの心を静かに育てていくと、私たちは考えています。 (反対に、体験を通じて仲良くなり、連絡先を交換されるご家族もいらっしゃいます。 それもまた体験を通じて得られる出会いとして、素敵な縁だと思っています。) 偶然の出会いと再会を、楽しめる力を 「また次の体験で会おうな!」 この何気ない言葉の中には、 未来を楽しみに待つ力や、 人との関係を信じる力が詰まっています。 FamilyTripは、 そんな力が育つ場であり続けたいと思っています。
- 非認知能力って?親が知っておきたい“テストで測れない力”
最近、教育の現場や子育ての場面でよく耳にするのが“テストの点数では測れない力”という言葉です。 この「点数では測れない力」を指すのが 非認知能力。 数値化が難しいけれど、子どもが将来をたくましく生きるうえで欠かせない力として注目を集めています。 この記事では、非認知能力の意味や注目されている背景、そして家庭や旅行など日常の中でどう育んでいけるのかを、親御さん向けにわかりやすく解説します。 非認知能力とは? 「非認知能力」とは、IQや学力テストの点数など 数値化できる“認知能力”とは対になる力 のことを指します。 たとえば: 最後までやり抜く力(粘り強さ) 新しいことに挑戦する力(チャレンジ精神) 人と協力し合う力(協調性) 自分を信じる力(自己肯定感) こうした力は、テストや偏差値では表せません。ですが、子どもが社会で生きていく上では、むしろ学力以上に重要と考えられています。 なぜ非認知能力が注目されるのか? かつては「良い大学に入れば、良い会社に入れる」という時代がありました。しかし今はAIやグローバル化の進展により、社会の変化が非常に早くなっています。 その中で必要とされるのは、単に知識を持っているだけではなく、 自ら考えて行動できる力 人と協力して課題を解決する力 失敗しても立ち直る力 つまり、 非認知能力=“生きる力” 。世界的にも教育政策や研究で注目され、日本でも幼児教育や学校教育の現場に取り入れられ始めています。 非認知能力が子どもにもたらすメリット 学びへの前向きさが育つ:「できない」から逃げずに工夫する姿勢がつく 社会性が広がる:友達や大人との関わりの中で協調性や思いやりが芽生える 自己肯定感が高まる:小さな成功体験を積み重ねることで、自分を信じられるようになる こうした力は、学力と組み合わせることで子どもの可能性を大きく広げます。 家庭で非認知能力を育むヒント 非認知能力は、特別な教材や習い事がなくても、日常の中で育むことができます。 挑戦の機会をつくる:子どもがやりたいことを応援する 失敗をポジティブに捉える:「失敗してもいい経験だったね」と声をかける 振り返りを一緒にする:「今日できたことは何だった?」と聞いてみる 自然や社会に触れる機会を増やす:旅行や体験活動は、非日常の中で力を伸ばすチャンス まとめ 非認知能力とは、テストで点数化できないけれど、子どもが人生を豊かに生きるために欠かせない力のことです。“生きる力”ともいえるこの力は、家庭での関わり方や、自然・社会との出会いの中で少しずつ育まれていきます。 次回は、この非認知能力と「旅育」がどのように結びつくのかを見ていきましょう。
- 親子で育む非認知能力~旅育が注目される理由~
「子どもには幼少期にたくさんの経験をさせて、"生きる力"を育んであげたい」 そう考えている親御さんの間で、今じわじわと広がっているのが 旅育(たびいく) という考え方です。 旅育とは、旅行を「レジャー」ではなく「学びや成長の体験」としてとらえる新しい教育スタイルのこと。 では、なぜ今、この「旅育」に注目が集まっているのでしょうか? 1.変化の激しい時代背景 AIやグローバル化が進む社会では、子どもたちには「正解のない課題」に挑む力が求められます。 OECDの「Education 2030」フレームワークでも、こうしたスキルが明確に示されています。 「未来を生きる子どもたちには、知識の量だけでなく、協働・創造・自己調整など資質・能力が必要である」 (OECD「Education 2030」より) つまり、学力テストだけでなく、社会情緒的スキル=非認知能力が世界的にも注目されているのです。 2.親世代の意識の変化 旅行は「遊び」や「リフレッシュ」だけでなく、「教育的な体験」にしたい――そんな親のニーズも増えています。 弊社 FamilyTrip が実施したアンケート調査(対象:子育て中の30代~40代の親)では、 「81.5%の親が『実体験を通じた学び・自然とのふれあいを重視している』と回答しました」 (FamilyTrip市場調査より) (内訳) 重視しているが、あまり体験はできていない 45.3% 重視しており、すでに定期的に体験ができている 23.3% 重視しているが、全く体験はできていない 13% つまり、多くの親が「せっかくの旅行を、子どもの成長につなげたい」と考えていることがわかります。 3.教育界での関心の高まり 文部科学省も、幼児期の非認知能力育成を教育方針に明記しています。 「幼児期に育まれる好奇心や協調性、やり抜く力は、学習意欲や学力の基盤となる」 (文部科学省「幼児教育の基本的な考え方」より) 教育界でも「非認知能力が学力を支える」という視点が広がっているのです。 社会課題と体験格差 ただし、すべての子どもが十分な体験に恵まれているわけではありません。 公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンによる「子どもの「体験格差」実態調査」(2023)では、 「世帯年収300万円未満の子どもの約3割が、年間を通して体験活動をほとんどしていない」 (公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンによる「子どもの「体験格差」実態調査」より) と報告されています。 つまり「やりたいけれど機会がない」という子も多いのです。 だからこそ、 実際に体験できるチャンスがあるときには、その時間をより大切にしたいですね。 まとめ 「学び」と「遊び」を同時に得られる旅行=旅育。 その注目の背景には、 ・社会の変化 ・親世代の意識(体験を重視する声) ・教育界の動き(文科省が非認知能力を重視) …といった要因があります。 旅育は、時代にマッチした新しい教育スタイルとして、今、多くの家庭から注目されているのです。 次回は、「旅育とは具体的に何か?」をテーマに、その定義や特徴を詳しくご紹介します。








