農業体験が子どもに与える教育効果とは?
- kumikokamon
- 8月21日
- 読了時間: 3分

「農業体験」は、ただ楽しい思い出になるだけでなく、子どもの成長にも大きな力を持っています。 土に触れ、自分の手で収穫したものを食べる体験は、子どもの心と体を大きく育ててくれます。
ここでは、農業体験が子どもに与える教育効果を、4つのポイントに分けてご紹介します。
1.自然との関わりが感性を育む

土や植物に触れることで五感(視覚・聴覚・嗅覚(きゅうかく)・味覚・触覚)が刺激され、好奇心や観察力が育つ。
自然の中には刺激がいっぱい!
例えば…
視覚・・・今の季節の葉の色は?どんな花が咲いてる?
聴覚・・・鳥の声は聞こえる?木々が揺れる音はどんな音?
嗅覚・・・土や草、花のにおいはどんなにおい?
味覚・・・採れたてのお野菜の味は?
触覚・・・野菜の葉や土の触り心地は?
文部科学省も「自然体験の不足は子どもの感性や社会性の発達に影響する」と示しています。(参照:文科省「体験活動の意義」)
2.食べ物への感謝が芽生える(食育効果)

食べ物を育てる大変さを体験したり、自分で収穫した野菜を食べると「いただきます」の意味が変わる。
⇒「いただきますを言おうね!」と何度伝えてもつい忘れてしまっていたお子さまが、FamilyTripの体験後には必ず「いただきます」と言えるようになった、という声も届いています。
「苦手な野菜も食べられた!」という経験が自己肯定感につながる。
⇒普段は野菜嫌いなお子さんが、体験では「自分で採ったから」とモリモリ食べる姿に、お母さんお父さんも驚かれることがよくあります。
農林水産省の調査でも、農業体験をした子どもの方が「食べ残しが少ない」傾向があると報告されています。
3.非認知能力を伸ばす場になる

共同作業を通じて「協調性」や「共感性」が育つ。
雑草抜きや収穫の大変さを経験することで「やり抜く力」や「忍耐力」を学べる。
成功体験と失敗体験の積み重ねが「挑戦心」を支える。
農業体験には、子どもの非認知能力を伸ばすチャンスがたくさんあります。
その瞬間に気づき、言葉にして伝えてあげることで、成長はさらに加速します。
⇒この「声かけの工夫」については、別記事「親の関わり方で変わる!旅育を最大限に活かすサポートのコツ」で詳しくご紹介しています。
4.親子での学びが深まる

親子で一緒に汗をかくことで「一体感」が生まれ、親子の「信頼関係」も深まる。
収穫の瞬間に「野菜を傷つけないよう優しく採れたね!」、「大きなにんじんを諦めずに抜けたね!」など、具体的な声かけをすることで、子どもの努力や工夫を承認できる場になる。
家族で食卓を囲むときに「このにんじん、畑で一緒に抜いたよね」と振り返ることで会話が広がり、体験の余韻が日常に続いていく。
農業体験の魅力は、その場だけで終わらないことです。
収穫した野菜を食卓に並べ、家族で「おいしいね」と味わう瞬間にも、学びや喜びが深まっていきます。日常の食事や会話の中に体験の記憶が織り込まれることで、子どもにとって「努力したことが生活につながっている」という実感が持続するのです。
まとめ

農業体験は、非認知能力・食育・自然体験のすべてがそろった「学びの宝庫」。
FamilyTripの農業体験では、「ただ楽しかった」で終わらない工夫をしています。楽しむだけでなく、子どもたちが成長につながる学びを持ち帰れる体験を、ぜひ体験してください。
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