旅育で伸びる5つの非認知能力:主体性・共感性・挑戦心・創造力・やり抜く力
- kumikokamon
- 8月8日
- 読了時間: 3分
更新日:10月7日
「旅育で非認知能力が伸びる」と言われても、実際にどんな力が育まれるのかイメージしにくい方もおられるかもしれません。
そこで今回は、旅育を通じて特に伸びやすい“5つの非認知能力”を具体的にご紹介します。家族旅行が「ただ楽しい思い出」で終わらず、子どもの成長につながるヒントを探してみましょう。
1. 主体性 ― 自分で考え、決める力

旅先では「どこへ行く?」「何を食べる?」など選択の機会がたくさんあります。子どもが自分で考えて行動することで、“自分で決められる”主体性 が育ちます。
例:
旅行中の食事を子どもに選んでもらう
探検ルートや遊び方を自分で決めさせる
こうした経験は「自分の意見を持つ」習慣につながります。
2. 共感性 ― 人と気持ちを分かち合う力

旅育では、地元の人や一緒に旅する仲間との交流があります。自分とは違う価値観や文化に触れることで、相手の気持ちを想像し、思いやる力 が育まれます。
例:
農家さんの苦労話を聞いて、野菜を大事に食べるようになる
他の子の頑張りに「すごいね!」と声をかける
人と関わる時間が多い旅だからこそ、自然に共感性が磨かれます。
3. 挑戦心 ― 初めてを楽しむ勇気

旅は「初めての連続」です。見たことのない風景、食べたことのない料理、やったことのない体験…。こうした非日常の体験が、「やってみよう!」という挑戦心 を引き出します。
例:
初めての川遊びや農作業に挑戦する
苦手な食べ物にトライする
挑戦を重ねることで「できた!」という達成感が自信につながります。
4. 創造力 ― 新しい発想を生み出す力

旅先の自然や文化に触れると、子どもは「なんで?」「どうして?」と好奇心を膨らませます。この「問いかけ」が、新しい発想やアイデアを生み出す創造力 の源になります。
例:
石や木の枝を使ってオリジナル遊びを考える
旅先の食材で“マイレシピ”を作ってみる
自由な発想が歓迎される旅は、創造力を伸ばす最適な環境です。
5. やり抜く力 ― あきらめずに続ける力

旅の中では、思い通りにいかないこともあります。重い荷物を運ぶ、長い道を歩く、うまくできない体験…。そんな中で努力を続けることが、最後までやり抜く力(GRIT) を育てます。
例:
田植えで最初はうまく植えられなかったけど、最後までやり遂げた
山道を「疲れた」と言いながらもゴールまで歩いた
達成の瞬間に得られる「やった!」という感覚は、一生の財産になります。
まとめ

旅育は「遊びながら学ぶ」中で、子どもに必要な 5つの非認知能力 を自然に育ててくれます。
主体性
共感性
挑戦心
創造力
やり抜く力
これらはすべて、学校のテストでは測れないけれど、子どもが社会を生き抜くために欠かせない力です。
子どもの成長を支えるうえで欠かせないのが 自己肯定感。
次回は「学力だけじゃない!旅育が子どもの自己肯定感を高める理由」をテーマに、親御さんが一番気になるポイントを深掘りしていきます。
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