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非認知能力って?親が知っておきたい“テストで測れない力”

更新日:9月1日

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最近、教育の現場や子育ての場面でよく耳にするのが“テストの点数では測れない力”という言葉です。


この「点数では測れない力」を指すのが 非認知能力。

数値化が難しいけれど、子どもが将来をたくましく生きるうえで欠かせない力として注目を集めています。


この記事では、非認知能力の意味や注目されている背景、そして家庭や旅行など日常の中でどう育んでいけるのかを、親御さん向けにわかりやすく解説します。



非認知能力とは?


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「非認知能力」とは、IQや学力テストの点数など 数値化できる“認知能力”とは対になる力 のことを指します。


たとえば:

  • 最後までやり抜く力(粘り強さ)

  • 新しいことに挑戦する力(チャレンジ精神)

  • 人と協力し合う力(協調性)

  • 自分を信じる力(自己肯定感)


こうした力は、テストや偏差値では表せません。ですが、子どもが社会で生きていく上では、むしろ学力以上に重要と考えられています。



なぜ非認知能力が注目されるのか?


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かつては「良い大学に入れば、良い会社に入れる」という時代がありました。しかし今はAIやグローバル化の進展により、社会の変化が非常に早くなっています。


その中で必要とされるのは、単に知識を持っているだけではなく、


  • 自ら考えて行動できる力

  • 人と協力して課題を解決する力

  • 失敗しても立ち直る力


つまり、非認知能力=“生きる力”。世界的にも教育政策や研究で注目され、日本でも幼児教育や学校教育の現場に取り入れられ始めています。



非認知能力が子どもにもたらすメリット


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  • 学びへの前向きさが育つ:「できない」から逃げずに工夫する姿勢がつく

  • 社会性が広がる:友達や大人との関わりの中で協調性や思いやりが芽生える

  • 自己肯定感が高まる:小さな成功体験を積み重ねることで、自分を信じられるようになる

こうした力は、学力と組み合わせることで子どもの可能性を大きく広げます。



家庭で非認知能力を育むヒント


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非認知能力は、特別な教材や習い事がなくても、日常の中で育むことができます。


  • 挑戦の機会をつくる:子どもがやりたいことを応援する

  • 失敗をポジティブに捉える:「失敗してもいい経験だったね」と声をかける

  • 振り返りを一緒にする:「今日できたことは何だった?」と聞いてみる

  • 自然や社会に触れる機会を増やす:旅行や体験活動は、非日常の中で力を伸ばすチャンス



まとめ


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非認知能力とは、テストで点数化できないけれど、子どもが人生を豊かに生きるために欠かせない力のことです。“生きる力”ともいえるこの力は、家庭での関わり方や、自然・社会との出会いの中で少しずつ育まれていきます。


次回は、この非認知能力と「旅育」がどのように結びつくのかを見ていきましょう。


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